調剤監査システムの基礎知識
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調剤監査システムにもまた、様々な種類があります。費用なども含め、豊富な選択肢となっていますので、どのようなシステムがあるのかや費用など、様々な点について見てみるとしましょう。
調剤監査システムの費用
調剤監査システムの費用は大まかに「初期費用+月額費用」です。
初期費用に関しては安いものであれば10万円台、あるいは10万円を切るものもありますが、数十万円、中には100万円以上するものもあります。
月額費用に関しても様々で、固定費のものもあれば、利用する台数で費用が異なるものもあるなど様々です。月額5,000円から10,000円が相場となっていますが、初期費用も含め、料金体系は提供する業者・サービスによって大きく異なる部分です。
調剤監査システムの種類
ピッキング監査システム
ピッキング管理のためのシステムで、こちらも様々なタイプが登場しています。患者毎に処方箋を管理できる据え置き型のものや、ピッキングの際にコンパクトなデバイスでバーコードを読み取らせるハンディタイプのものまで様々。
こちらもまた、それまでのアナログな作業で発生していたミスの軽減をもたらすと共に、薬歴・在庫管理など様々な特徴を持ったシステムが登場しています。
一包化監査システム
バーコードを読み取ることで、一包化された薬剤の種類や数量を自動で判別するシステムです。管理もしやすくなり、薬剤師の負担を軽減してくれることでしょう。それまで目視に頼っていた部分がオートメーション化されることで、負担軽減だけではなくミスの減少にもつながります。
散剤監査システム
散剤(粉薬)の調剤システムです。分量等が表示されるので、薬剤師が調剤し、処方します。チェックシートが印字されるものもあれば、処方するデータを表示してくれるものなど、こちらもヒューマンエラーを極力減らすためのシステムとなっています。
調剤監査システムの選び方
調剤監査システムは様々なタイプが登場しています。
そのため、導入にあたってはどのシステムを選ぶべきなのかも考慮しなければなりません。そこで、導入するにあたってのポイントをいくつか覚えておきましょう。
自店のスペース
一口に「薬局」「ドラッグストア」と言ってもその業態は様々。広いスペースのある店舗もあればコンパクトな店舗も。そこで、どれだけの作業スペースを確保できるのかは判断材料の一つになります。作業スペースに余裕があれば据え置き型も良いのですが、作業スペースが限られている場合はハンディタイプがおすすめです。
複数人で使用可能なタイプ
スピードを重視する環境にある場合、複数人での同時使用可能なものが良いでしょう。他人が使っている際にも待つ必要がありません。同時に使用することでスピード感を損ねません。
お試しやトライアルがあると良い
実際に使ってみなければ分からない点が多々あるのも事実。
そこで、お試し・トライアルがあるものを選んでまずは試してみるのも良いでしょう。実際に試すことで自店の環境に合うか合わないかが分かります。