調剤監査システム導入までの比較項目をチェック/薬局経営のヒント/薬局経営で2店舗目を展開するタイミングや注意点

薬局経営で2店舗目を展開するタイミングや注意点

公開日: |更新日:

薬局経営で2店舗目の展開を考える時に、押さえておきたいポイントにはどういったものがあるのでしょうか。ここでは多店舗経営のメリット・デメリット、2店舗目を展開するのに適したタイミングなどについて解説します。

多店舗経営のメリット・デメリット

多店舗の薬局経営をするメリット

薬局経営で2店舗目以降の経営をするメリットは次のとおりです。

  • 認知度が高まる
  • 仕入れ品の価格が抑えられる
  • 従業員のモチベーションが上がる
  • トラブルに対処しやすく経営が安定しやすい
  • 売上アップが期待できる
  • 他店舗で損失を補填するリスク分散ができる

多店舗の薬局経営をするデメリット

次に薬局で多店舗経営をすることのデメリットについてご紹介します。

  • 初期費用が必要となる
  • 経費が増えるリスクがある
  • 経営者への負担が増える
  • 人材の確保や教育への時間が増える
  • 経営管理が難しくなる

2店舗目を展開するのに適したタイミング

薬局経営で2店舗目の展開を検討されているなら、1店舗目の経営が安定しており、資金にゆとりがあるタイミングで展開しましょう。経営者がいなくてもスタッフだけで1店舗目の事業ができ、売上も上げられる状態であれば安定しているといえます。2店舗目の展開には高額な資金が必要となるはずなので、自己資金にゆとりがあること、審査に通りやすい状態であることも確認したいポイントです。

2店舗目の薬局を展開するまでにしておきたいこと

2店舗目の開業方法を検討する

薬局経営で2店舗目を展開するなら、まずどのような方法で開業するかを考えましょう。まったくの新規で開業することもできますが、M&Aで既存の薬局を購入する方法も選べます。新規開業であれば開業後の経営は予測ができません。しかしM&Aでの薬局購入であれば、これまでの経営を引き継げるためリスクが少なくなるはずです。

資金調達と返済について確認する

2店舗目の展開で欠かせないのが資金調達方法と返済について確認しておくことです。薬局を開業するには2,000万円ほどの資金が必要となることも多く、M&Aでの薬局購入ならさらに高額になります。調剤監査システムの導入も含めて自己資金でまかなえるなら問題ありませんが、もし不足するなら融資を利用することも考えなければなりません。その場合、返済計画もあらかじめ確認しておきましょう。

薬剤師を確保する

2店舗目の薬局経営を始めるときに必要となるのが薬剤師です。1店舗目にいる薬剤師に店舗運営を任せられるなら店舗間移動をする方法もありますが、1店舗目で薬剤師の数が多くない場合、人材を雇わなければなりません。薬局は高度化する医療を担うという重要な役割を持っているため、薬剤師の確保は欠かせません。

2店舗目の薬局を展開する際の注意点

薬局経営で2店舗目を展開する際には、経営が安定するまでに時間がかかりがちであることに注意が必要してください。そのためにはやはり、1店舗目の経営が安定していて損失を補填できる状態であることが理想です。そして2店舗目を展開する目的を明確にして、薬局として効果的な経営と社会貢献ができることを確認してから展開するようにしましょう。

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