種類①ピッキング監査システム
公開日: |更新日:
ピッキング監査システムがあればそれまでアナログな作業に頼っていたピッキングを効率化することが可能です。様々な種類が登場していますので、それらを見てみるとしましょう。
ピッキング監査システムとは
ピッキング監査システムとは、一般的には薬品を棚からピッキングする際にバーコードを読み取り、データを連動させ、監査するシステムですが、様々なメーカーがリリースしており、それぞれプラスアルファの付加価値を搭載させています。そのため、導入を検討しているのであればそれぞれの特徴・他製品との違いを把握することが大切です。
ピッキング監査システムの一覧
アサイクル㈱ PICKING GO
台数不問で利用できる点が特徴。また、処方入力完了データは患者名で表示される点、ナビゲーション機能などより実用性の高い機能が搭載されているピッキング監査システムです。
㈱タカゾノ Pic-Che(ピクチェ)
ピッキングミスに対してアラートで知らせてくれる機能がありますので、ミスの減少に繋がるだけではなく、薬品検索や調剤履歴の検索が可能なピッキング監査システムです。
㈱湯山製作所 NEW PORMIS(ニューポリムス)
軽量化されたハンディターミナルとミスの際にバイブレーションで知らせてくれるなど、「利用者視点」を意識して作られたシステム。ちなみにハンディターミナルはスマートフォンでも代用可能です。
㈱グッドサイクルシステム 正
処方入力と調剤の同時進行が可能なシステム。どのメーカーとのレセコンとも直接連動が可能。インシデント機能が用意されているので人員配置にも役立ちます。
㈱クカメディカル ミスゼロ子
10台以上のハンディ端末の接続が可能。半錠・1錠の違いまで識別。また、調剤ミスは画面だけではなく音でもエラーを知らせてくれるなど二重の注意喚起によってミスの軽減をサポートします。
メディカルフィーフィールズ㈱ MediMonitor Stock
工事だけではなく、初期費用も無料。お手持ちのAndroidスマートフォンに直接ダウンロードするだけで動くシステム。薬局での工事は不要。バーコードの誤認率は300万分の1と高精度を誇るシステムです。
㈱メディナビ missnon
クラウドタイプのシステム。レセコンに入力したデータとピッキングデータを照合し、作業の効率化を図ります。
佐賀電算 Taker-SS
日々のデータの積み重ねにより、調剤ミスの傾向の確認が可能。店舗エリアや状況分析などにデータを活用することも可能です。
メディング Meding.鑑査MC
Android端末のカメラを活用することで利用できるシステム。端末ではなくPCでデータを保存するシステムは複数台の接続が可能。監査記録を残せるのでデータを様々な形で活用できます。
ピッキング監査システムとその他の監査システムの違い
薬の配合のミスを手助けしてくれる散剤監査・錠剤監査システムに対し、ピッキング監査システムはピッキングのサポートするシステム。
どちらが優れているのかという話ではなく、自局に何が必要なのか、どの部分を効率化してミスを減らしたいのかを考えて導入を検討しましょう。