種類②一包化監査システム

監査システムも多々ありますが、ここでは一包化監査システムについてを解説。特徴や他のシステムとの違いについてなどをご覧ください。

一包化監査システムとは

図説

一包化監査システムとは、一包化された薬剤の種類や数量を自動で判別するシステムです。それまでは薬品から棚を取るピッキングの際、目視で確認するアナログなものでした。
しかし一包化監査システムであれば、バーコードを読み取ることでミスを減少するだけではなく、管理も容易に。それまでの目視監査と比較すると、薬剤師の負担を大幅に軽減できるシステムですが、一包化監査システムも様々な業者がサービスを提供しています。そのため、大まかには「棚からピッキングする際にバーコードを読み取るシステム」ですが、細かい部分に目を向けると、それぞれの提供者のこだわり等により、違いがあります。

一包化監査システムを導入するメリット

一包化監査システムを薬局にて導入するメリットは、薬剤師の業務負担を大幅に軽減できる点が挙げられます。これまで一包化監査作業は一錠一錠チェックを行う必要があり、薬剤師にとって精神的にも負荷が大きな作業となっていましたが、システムにより確認を行えることで薬剤師の負担が軽減されます。併せて薬剤の取り間違いや数量の間違いなど、人為ミスの防止にもつながることから、安全性が向上するという面もあります。

またシステムの導入により初期導入費はかかるものの、作業にかかる時間が短縮されることからコストの削減につながることに加えて、これまで監査業務を行っていた薬剤師を対人業務にシフトできるなど、人的リソースの最適化も行えるというメリットも期待できます。

一包化監査システムの一覧

タカゾノ PROOFIT 1D

タカゾノ/PROOFIT 1D
引用元:タカゾノ公式HP
https://www.takazono.co.jp/products/other_contents/proofit/

一包化された薬剤の種類や数量を自動判定し、一覧表示するだけではなく、刻印や文字の向きを揃えて表示することも可能なので目視検査も簡素化。分包情報と異なる薬剤もすぐにチェックできるよう設計されています。また、ICT技術によって医薬品の画像マスタ登録や更新作業が自動で行われるメンテナンスフリー設計となっているので、現場での面倒な作業が必要ありません。

湯山製作所 TabSight-S

湯山製作所(ユヤマ)/TabSight-S
引用元:湯山製作所公式HP
https://www.yuyama.co.jp/product/tabsight-s/

1包およそ1秒のハイスピードを実現。透明薬品、1/4錠にも対応し、オプションではあるものの遠隔監査も可能。また、大量処方の連続鑑査にも対応するなど限りなく「人間の手作業」に近い感覚を実現。判定表示も極力シンプルなものにすることで、誰もが簡単に使用できるシステムを目指しています。ちなみにPROUDやLitreaIV等との連携も可能です。

トーショー MDM

トーショー/MDM
引用元:トーショー公式HP
https://www.tosho.cc/products/mdm/

一包化された錠剤やカプセルについて一包ごとに撮影を行った上で薬剤画像マスターと照合し、処方内容をもとにして数量や形状、サイズ、色彩が正しいかを確認します。また、一包化された薬品と登録されている薬品データが一致しないケースについては、問題となっている箇所をお知らせ。人と機械でのダブルチェックが可能となります。

さらに、撮影された画像とともに分包機で包装した日時、患者氏名、処方内容などをログとして残すため、後から問い合わせがあった場合にも再確認できます。

オークラ情報システム 鑑査レンジ®Packs

オークラ情報システム/鑑査レンジ®Packs
引用元:オークラ情報システム株式会社公式HP
https://www.ois92.co.jp/introduction/inspection3

小型化・軽量化されたシステム。監査機器部分と操作画面が分かれているため、設置スペースに合わせた配置やニーズに応じて持ち運びが可能です。また、シンプルなインターフェースを備えており、操作する際もバーコードを読み取り処方内容を確認した後、一包化した薬品を機器に通すことにより撮影から監査まで自動で実行します。機械が分包を読み込む速度は0.6秒/包となっており、スピーディーな作業が可能です。

薬品をAI画像鑑査で数や色、大きさ、刻印を判断することによって、正しい薬品の処方に繋げていきます。

SevenDew Meding Eye 一包化錠剤比較カウントシステム

SevenDew/Meding Eye
引用元:SevenDew公式HP
https://www.sevendew.co.jp/case-system/

現場の薬剤師の声から生まれたシステム。AI画像処理を活用し、分包内の錠剤やカプセルの数・形・色・大きさの照合を実施。1包目をマスタ登録して、2包目以降を比較することによって判定結果の表示や記録を行います。人と機械でダブルチェックを行うことができるため、薬剤師の負担・不安を軽減することで業務効率化に貢献します。また、薬剤マスタの更新等作業の必要が無い点も特徴のひとつといえます。

調剤監査システムの一覧を見る

一包化監査システムとその他の監査システムの違い

一包化監査システムは一包化を監査・補助するシステムです。
散剤の調合を手助けしてくれる散剤監査システムや、ピッキングを補助するピッキング監査システムとは異なるシステムであることが分かります。
そのため、どのシステムが優れているのかではなく、「自店にとって必要なシステムは何か」が重要。監査の種類やタイミングも重要ではありますが、自店の作業をトータルで効率化できるシステムを導入することこそ、店舗全体での作業負担軽減・効率化に繋がります。

ミス防止×スピードUP!?
おすすめの調剤監査システムを
スペック比較

関連ページ

調剤監査システム導入までの比較項目をチェック

調剤監査システムの基礎知識
薬局DXとは?
費用目安
調剤監査システムの費用対効果
種類①ピッキング監査システム
種類③散剤監査システム
小回りの利くハンディタイプで
調剤監査システム4つを
比較してみた

スマートフォン・専用端末で操作するハンディタイプの調剤監査システムの中でも、複数台導入が可能な調剤監査システムを4つ厳選。調剤過誤防止機能・作業スピードアップ機能・メンテナンス・監査以外の便利機能といった視点で比較してみました。(2020年10月調査時点)

30日間無料
お試しからスタート
他システムと連携で
機能拡充
老舗メーカー発の
お手軽システム
全自動錠剤包装機
とも連動
調剤過誤防止
補充時の
正誤チェック

棚に入れる時点での
ミスを防ぐ

〇 〇 〇 〇
予製

予製の監査をあらかじめ完了でき

〇 〇 ー 〇
画像保存

処方した薬の写真を撮影し、患者からの後日問合せにも記録をもとに対応できる

〇 ー ー ー
スピードアップ
先行調剤

処方箋入力前に作業ができる

〇 〇 〇 〇
複数人同時調剤

1枚の処方箋を複数人で作業できる

〇 〇 ー 〇
ピッキング
ナビゲーション

ピッキング順序をナビゲートしてくれる

〇 ー ー ー
導入
機種

機種によって設置場所の確保・工事の可否が異なる

iPodtouch
iPhone
iPad
があれば工事不要(専用PC不要)
専用端末を
購入して導入
(+専用PC設置)
スキャナ付
iPodtouch
もしくは専用端末を
購入して導入
(+専用PC設置)
専用端末を
購入して導入
(+専用PC設置)
メンテナンス
薬品マスタの更新

薬品マスタデータの更新方法

自動更新 手動更新 ― ―
他

監査以外の
便利機能

  • 在庫管理・棚卸と連動して業務効率化
  • 予製作成で棚卸しの時短
  • オンライン服薬指導に対応
  • バーコード読み取り後の実在庫チェックで棚卸し対応
  • 棚番ごとの数量入力で棚卸し作業軽減
  • ラベル・帳票プリンターと接続可能
  • 全自動錠剤包装機と連動、手撒き分包にも対応
  • 調剤履歴を制御PCに保存、CSV出力可能

※表は横にスクロールできます

調剤過誤防止 スピードアップ 導入 メンテナンス 他
補充時の
正誤チェック

棚に入れる時点での
ミスを防ぐ

予製

予製の監査をあらかじめ完了できる

画像保存

処方した薬の写真を撮影し、患者からの後日問合せにも記録をもとに対応できる

先行調剤

処方箋入力前に作業ができる

複数人同時調剤

1枚の処方箋を複数人で作業できる

ピッキング
ナビゲーション

ピッキング順序をナビゲートしてくれる

機種

機種によって設置場所の確保・工事の可否が異なる

薬品マスタの更新

薬品マスタデータの更新方法

監査以外の
便利機能

30日間無料お試しからスタート
〇 〇 〇 〇 〇 〇 iPodtouch
iPhone
iPad
があれば工事不要(専用PC不要)
自動更新
  • 在庫管理・棚卸と連動して業務効率化
  • 予製作成で棚卸しの時短
  • オンライン服薬指導に対応
他システムと連携で機能拡充
〇 〇 ー 〇 〇 ー 専用端末を
購入して導入
(専用PC設置)
手動更新
  • バーコード読み取り後の実在庫チェックで棚卸し対応
老舗メーカー発のお手軽システム
〇 ー ー 〇 ー ー スキャナ付
iPodtouch
もしくは
専用端末を
購入して導入
(専用PC設置)
―
  • 棚番ごとの数量入力で棚卸し作業軽減
  • ラベル・帳票プリンターと接続可能
全自動錠剤包装機とも連動
〇 〇 ー 〇 〇 ー 専用端末を
購入して導入
(専用PC設置)
ー
  • 全自動錠剤包装機と連動、手撒き分包にも対応
  • 調剤履歴を制御PCに保存、CSV出力可能