富士フイルム/PROOFIT 1D Ⅱ
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富士フイルムが開発した調剤監査システム「PROOFIT 1D Ⅱ」のスペックや特徴をご紹介します。なお当ページでは、特にピッキング鑑査・調剤監査に関しる内容に注目しています。
PROOFIT 1D Ⅱのスペックまとめ
機種タイプ | 監査レンジ |
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読み取り方法 | 機器に置いて画像解析/バーコードをスキャン |
調剤過誤防止機能 | 薬種・数量の自動判定/画像保存 |
スピードアップ機能 | ならし強化モード・刻印抽出と強調・AIによる検出精度の向上 |
メンテナンス | 自動更新 |
監査以外の便利機能 | 地域の調剤情報支援アプリ・病院専用連携ソフト |
PROOFIT 1D Ⅱの特徴
富士フイルムのメーカーの特徴
富士フイルムは、「写真フィルムの国産化」を目指して1934年に誕生した会社。日本におけるフィルム産業の先駆けでもありました。
現代では写真・フィルム関連製品のほかにも、AI・IT技術を活用した先端医療装置やバイオ医薬品の開発・製造など、積極的に医療分野へ進出。新型コロナウイルス感染症の治療薬「アビガン」の共同開発も行っています。
PROOFIT 1D Ⅱの機能・性能・使い勝手
写真やメディカル分野で培ってきた富士フイルム独自の技術を用い、高精度な錠剤検出を高速で実現。AI搭載による高い検出精度も特長です。
監査の操作方法は大変シンプルで、バーコードを読み取った跡分包情報を確認し、本体をセッティングするのみ。初めて操作する人でも分かりやすいよう、ユーザビリティを重視した設計となっています。
PROOFIT 1D Ⅱの導入のしやすさ
本体寸法は幅614mm×奥行き600mm×高さ974mm(突起部含まず)で、本体重量は110kgと大型の装置になります。専用受箱の設置なども考慮すれば、ある程度の広さを持つスペースが必要となるでしょう。
PROOFIT 1D Ⅱの導入後のサポート
医薬品マスタの自動登録・自動更新、アプリの使用許諾・自動アップデートなどのほか、操作における各種のケースを想定し、製品HP内ではPDFで分かりやすい説明を多数掲載しています。
個別での問合せは平日の月曜~金曜の9:00~17:40。年に1回の定期点検も行われます。
PROOFIT 1D Ⅱの操作画面
以下、分包機連携オプションを導入した場合の監査の操作方法を簡単に見てみましょう。
分包機で分包を完了し、分包情報データを自動受信した後、画面上の「バーコード読み取りボタン」を押します。 先頭空包のバーコードを読み取った後、対象患者を呼び出します。 分包情報を確認した後、本体へ分包品をセッティングして監査をスタートします。PROOFIT 1D Ⅱの操作画面
PROOFIT 1D Ⅱの実績・事例
公式サイトに実績や事例は掲載されていませんでしたが、利用シーンや操作マニュアルの動画が掲載されています。これを見れば、導入した場合のイメージもつかみやすいと思います。
営業拠点は全国にあるので、全国にチェーン展開している調剤薬局だとサポート面でも安心できます。
PROOFIT 1D Ⅱの価格情報
公式サイトに価格は掲載されていないので、お問い合わせフォームからコンタクトをとることになります。
担当は富士フイルム富山化学となっていて、資料請求もできます。公式サイトに掲載されている情報もあるかもしれませんので、ぜひ問い合わせを!