はぐろ薬局/Astraea
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こちらのページでは、はぐろ薬局が開発した調剤監査システム「Astraea」を紹介しています。同システムの主要スペックや特徴、導入のしやすさなどについてまとめました(2019年時点でAstraeaは新規開発を終了しています)。
Astraeaのスペックまとめ

http://www.haguro.jp/astraea/
機種タイプ | 監査レンジ |
---|---|
読み取り方法 | バーコードをスキャン |
調剤過誤防止機能 | 薬種判定/電子天秤オプション/データ集計 |
スピードアップ機能 | 要問合せ |
メンテナンス | 手動更新 |
監査以外の便利機能 | 履歴管理 |
ミス防止×スピードUP!?
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スペック比較
Astraeaの特徴
製造・販売元のメーカーの特徴
Astraeaは調剤薬局を運営する「はぐろ薬局」により開発されたシステムです。はぐろ薬局は、愛知県犬山市に本社を置く会社であり、設立は1968年。地域の人々が気軽に健康や病気、介護などに関する相談ができる薬局づくりに取り組んでいます。
同社は2023年8月22日時点、愛知県にてFCを含む4店舗を展開しています※。主な事業である保険調剤業務のほか、自社製散薬監査システムの開発・提供や電子おくすり手帳の導入などにも取り組んでいます。
※参照元:株式会社はぐろ薬局公式サイト/店舗案内
http://www.haguro.jp/shopinfo.html
Astraeaの機能・性能・使い勝手
散薬監査システムAstraeaは、調剤過誤や医療事故を防ぐため、散薬の調剤時に記録を残しておくことを目的としたシステムとなっています。
同システムは、従来の監査レンジ型調剤監査システムは小規模薬局にとっては導入コストの面でハードルが高いことから開発されたシステムです。もし使用しているPCや電子天秤、バーコードリーダーなどがAstraeaに対応していれば安価で導入が可能であること、また使い慣れたPCや電子天秤などをそのまま使用できることから使い勝手が良いシステムであるといえるでしょう。
ただし、Astraeaは2019年4月25日に新規開発を終了した点を公式サイトにて告知しています。
Astraeaの導入のしやすさ
Astraeaは手軽にダウンロードできる点、低価格で導入できる点が特徴となっており、調剤監査システムの導入を検討していたもののシステムの導入費用がネックとなっていた薬局にとっては、コスト面で導入しやすいシステムであるといえるでしょう。
ただし、公式サイトを参照すると動作環境については「Microsoft Windows 2000/XP が正常に動作している環境(Vista以降では一部設定の変更が必要です)」と記載されていることが確認できます。Windows 2000、Winsdows XPはいずれも既にサポートが終了していることからも、安定した運用をさせることは簡単ではないと考えられます。
Astraeaの導入後のサポート
Astraeaの導入後のサポートに関する情報はありませんでした。
Astraeaの操作画面

http://www.haguro.jp/astraea/manual.html
バーコードの読み込み行うステップにおいては、未登録のバーコードを読み込んだ場合には薬品登録ウインドウが立ち上がり、計量記録状態となります。もし誤って読み込んだ場合には、「F4中止ボタン」を押す事によって待機状態に戻すことが可能です。
その後薬品の秤量を行うと、リアルタイムにAstraeaの画面に表示されます。すべての薬品の秤量が終わったら、秤量用のバーコードを読み込ませるまたはスペースキーを押すと、秤量された処方が記録されます(印刷設定が行われている場合には秤量履歴の印刷が行われます)。
Astraeaの紹介動画
当てはまる動画が有りませんでした。
Astraeaの実績・事例
Astraeaの公式サイトに実績や事例の記載はありませんでした。
とはいえ、上でも触れたように開発元であるはぐろ薬局の薬局では導入していると考えるのが自然でしょう。
Astraeaの価格情報
Astraea自体は散薬監査のソフトウェアで、公式サイトから無料でダウンロードすることができます。継続使用する場合は無料の利用登録をする必要があるのと、日本薬剤師会会員であることが条件とはなりますが、調剤薬局がトライアル的に使う分には支障ありません。
逆にいえば、PCやバーコードリーダー、電子天秤といったハードウェアは動作確認できている機種を自社で揃える必要があります。