タカゾノ/Pic-Che
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全自動錠剤包装機や電子天秤をはじめ幅広い調剤関連デバイスとの連携が可能な調剤監査システム、Pic-Che(タカゾノ社)について、主要スペックや特徴、使い勝手、実績・事例などを紹介します。
Pic-Cheのスペックまとめ

https://www.takazono.co.jp/products/kansa_system/pic-che/
機種タイプ | ハンディ |
---|---|
読み取り方法 | バーコードをスキャン |
調剤過誤防止機能 | 補充時の正誤チェック/トリプルアラート |
スピードアップ機能 | 先行調剤/並行調剤 |
メンテナンス | 要問合せ |
監査以外の便利機能 | 全自動錠剤包装機と連動、手撒き分包に対応/調剤履歴を制御PCに保存、CSV出力可能 |
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スペック比較
Pic-Cheの特徴
1963年設立のタカゾノは海外拠点も持つ医療関連メーカー
Pic-Cheのメーカー、タカゾノは設立が1963年で60年近い歴史を持つ医療機器・医療システムのベンダーです。特に薬科機器や医療システムでも薬剤情報・調剤監査などに注力しているのが特徴。アメリカや中国、ベトナムといった海外拠点も展開しています。
機能・性能・使い勝手

https://www.takazono.co.jp/products/kansa_system/pic-che/feature.html
Pic-Cheは1台190gと軽量サイズながら2mの落下試験を通るほどしっかりした筐体で、10台までの同時接続ができます。先行調剤や並行調剤、予製剤の調剤も可能なので複数スタッフでより効率的なピッキングができる体制づくりにも役立つでしょう。
Pic-Cheはメーカーであるタカゾノの全自動錠剤包装機との連動によって、手撒き調剤を伴う薬剤のピッキングにも対応。Pic-Cheの画面には水剤や散剤、全自動錠剤包装機からの薬剤を非表示化することもできるので、これもピッキングの効率化につながります。
ただし、Pic-Cheを利用するシステムの核となるのはあくまで監査レンジという点は注意してください。
導入のしやすさ
タカゾノの調剤監査支援製品シリーズの中でPic-Cheは専用端末の商品名であり、薬剤監査支援システムはATTELNO2やkC-ai(小西式薬剤監査支援システム)という監査レンジになります。
コンパクトなkC-aiでも外形寸法は幅380×奥行395(最大520)×高さ471mm、天秤置き台:幅202×奥行243mm。本体重量が約27.5kgと小型軽量とは言い切れません。
周辺機器なども含めて拡張性やシステム構成の多様性は高いのですが、導入時の設置工事や専用システムの習熟などを考えると、導入のハードルが低いとは言い難いでしょう。
Pic-Cheの操作画面

画像引用元:https://www.takazono.co.jp/products/kansa_system/pic-che/feature.html
Pic-Cheの紹介動画
当てはまる動画が有りませんでした。
Pic-Cheの実績・事例
公式サイトに実績や事例は掲載されていませんでしたが、東京・大阪の両本社を筆頭として全国には41ヶ所の営業所もあるので、特定エリアというよりは全国各地で導入されていると考えるのが自然でしょう。
Pic-Cheの価格情報
業務用の専用ソリューションということもあり、公式サイトに価格表記はなく、問い合わせが必要です。
Pic-Che単体というより、調剤監査支援製品シリーズをどういう構成で導入するか検討するにもニーズを伝えて見積りをとらないと現実味もありません。監査レンジを中心とした競合製品はいうまでもなく、スマホを主体としたタイプの異なる製品とも見積り競合してみると、費用対効果も見えやすくなるでしょう。
メーカー情報
会社名 | 株式会社タカゾノ |
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設立 | 1963年8月7日 |
代表 | 北口 勤 |
所在地 | 【東京本社】東京都中央区勝どき3丁目12番1号 FOREFRONT TOWER 6階 【大阪本社】大阪府門真市柳田町4番17号 |
事業内容 | 医療機器・医療システムの企画・開発・製造・販売 |