ファルモ/everypick(エブリピック)
医薬品のピッキングミス防止に特化したシンプルな操作性のEveryPick(ファルモ社)について、主要スペックや特徴、使い勝手、実績、事例などを紹介します。
everypick(エブリピック)のスペックまとめ

https://everypick.pharumo.jp/
| 機種タイプ | iPhone、iPad(iOS13以降/iPhone8シリーズ以降推奨) |
|---|---|
| 読み取り方法 | 医薬品バーコードをカメラで読み取る (シングルスキャン/マルチスキャンの2モード) |
| 調剤過誤防止機能 | 画像保存(1監査あたり最大10枚)/予製対応/手動での数量入力/ピッキングアシスト(棚番号表示) |
| スピードアップ機能 | マルチスキャン(複数医薬品の一括監査)/レセコン入力前運用(先調剤) |
| メンテナンス | クラウド型のため随時バージョンアップ。医薬品マスタは1日2回自動更新(3時・15時) |
| 監査以外の便利機能 | 実地棚卸/本部システム(店舗横断の管理画面)/患者フラグ/オリジナルバーコード作成 |
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スペック比較
everypick(エブリピック)の特徴
株式会社ファルモのメーカーの特徴
株式会社ファルモは、医療課題に対応するためのICTソリューションを提供する企業です。主に調剤情報ハブシステム「ファルモクラウド」を展開し、全国の調剤薬局が主体的に医療インフラを構築できるよう支援しています。少子高齢化やポリファーマシーの問題に取り組み、テクノロジーと人材育成を融合させることで、地域医療の持続可能性を高めることを目指しています。
機能・性能・使い勝手

https://everypick.pharumo.jp/
EveryPick最大の特徴は「マルチスキャン機能」です。カメラの画面内に収まっていれば複数の医薬品バーコードを一度に読み取れ、読み取り枚数の上限もありません。1剤ずつ読み取る「シングルスキャン」と使い分けられるため、薬局の運用に合わせた監査ができます。ファルモの自社テストでは、医薬品6種類の読み取りから監査・エビデンス保存までの所要時間が、従来の個別読み取りと比べて約3分の1に短縮されたと公表されています(同社調べ)。
監査時に撮影した写真はクラウドに保存されるため、端末の容量を圧迫しません。1回の監査につき最大10枚まで撮影でき、処方箋やお薬手帳を一緒に残す使い方もされています。患者さんから「薬の数や種類が違う」と問い合わせがあった際の確認材料として活用できるのがポイントです。
ピッキングアシスト機能では、医薬品名だけでなく棚番号と必要数量を表示。医薬品知識がないスタッフでもピッキングでき、0402通知を受けて調剤事務へ業務移管を進めている薬局でも運用しやすい設計です。並び順は端末ごとに医薬品名順・ステータス順・棚番号順から選べます。
そのほか、約束処方(セット処方)や半錠に対応したオリジナルバーコードの作成・印刷、在宅患者・予製患者などを識別する患者フラグ、レセコン入力が終わる前から読み取りを進められる「レセコン入力前運用(先調剤)」、バーコード読み取りで数量を登録する実地棚卸機能などを搭載。2024年11月からは手動での数量入力にも対応しています。なお、粉薬の分包品は1包あたりのグラム数までは確認できず、バーコード識別のみの対応となる点は事前に確認しておきたいところです。
本部システムでは、各店舗の監査利用状況や調剤過誤の発生数などを本部の管理画面でまとめて確認できます。証明書を入れたパソコンであれば、保存した処方薬の画像データを場所を問わず閲覧可能です。
導入のしやすさ
iPhone・iPadにアプリをインストールし、レセコンと連携設定をすれば利用開始できます。専用のハンディターミナルや専用パソコン、大型の機械は不要で、管理には既設のパソコンを使用できます。レセコンからEveryPickへのデータ反映は平均3〜10秒程度。申し込みから最短5営業日での利用開始が可能です。
everypickの導入後のサポート
導入時にはiOS端末へのアプリインストールやレセコンとの連携設定までサポートが付き、利用開始後も担当スタッフに相談できる体制が用意されています。クラウド型のため機能追加は随時反映され、新薬などの商品マスタは株式会社メディコードのデータを1日2回(3時・15時)自動更新。薬剤師・医療事務の手を煩わせません。
また、2022年11月からはEveryPick導入薬局に「薬剤師賠償責任保険」が自動付帯されています。契約の手間も追加費用もなく、保険料はファルモが全額負担。支払限度額は1事故につき1億円(保険期間中3億円)、免責金額は0円です。監査システムで過誤を防ぎつつ、万一の際の備えまでカバーできる体制が整えられています。
everypick(エブリピック)の操作画面
EveryPickの操作画面は、シンプルで直感的なデザインが特徴です。患者リストから対象を選び、医薬品のバーコードをカメラで読み取るだけで監査が進むため、特別なトレーニングがなくても操作できます。マルチスキャンでは照合後の監査結果画面が自動で保存されるので、エビデンス保存のための撮影時間も削減できます。クラウド型のシステムにより、リアルタイムで調剤情報や監査情報を確認できるのも使い勝手の良さにつながっています。
画像引用元:エブリピック公式HP https://everypick.pharumo.jp/
everypick(エブリピック)の紹介動画
引用元:株式会社ファルモ公式YouTube「クラウド型ピッキングアプリ「EveryPick」紹介動画」
https://www.youtube.com/watch?v=mNckVrES2pk
everypick(エブリピック)の実績・事例
全15店舗に導入し、渡し間違いをほぼ防止できるように
神奈川県横浜市の「アーク調剤薬局 金沢南店」(有限会社ブロス・カンパニー/15店舗・令和6年8月時点)では、iPhoneだけで使える手軽さが決め手となり導入。箱型の監査システムと違って場所を取らず、Wi-Fiがあればどこでも使える点が評価されています。
導入後は先発医薬品とジェネリック医薬品の取り違えや規格違いのミスが減少。患者さんから「薬の数や種類が違う」と問い合わせがあった際も、監査時に撮影された画像をクラウドで確認できるため、誤解を解く場面で役立っているとのことです。監査システムが業務を遅らせるのではという導入前の不安も、役割分担によって患者対応の時間に影響は出なかったといいます。
写真が残る安心感で、対人業務に時間を充てられるように
1939年創業の地域密着型薬局「光栄堂薬局」(合名会社光栄堂薬局/神奈川県横浜市)では、既存の監査機器との違いとして「写真が撮れて保存できる点」と「台数を増やして複数人で棚卸作業ができる点」を挙げ、導入を決めています。
患者さんから「薬が足りない」と問い合わせがあった際も写真を確認して自信を持って対応でき、不足薬の管理にも活用。対物業務の不安が解消され、より多くの時間を対人業務やサービスに充てられるようになったと評価されています。
スピード重視の薬局でも、待ち時間に影響なく安全性が向上
地域に根ざした保険薬局「よつば薬局」(株式会社薬花堂/神奈川県横浜市)は、当初は監査システムに懐疑的だったものの、知人の勧めで試したところ操作性と画像記録の安心感が想像以上だったとのこと。待ち時間に敏感な患者さんが多い中でも、目指すスピード感を維持しながら安全性を高められているといいます。画像を見せることで患者さんとの信頼関係づくりにもつながっているそうです。
引用元:エブリピック公式サイト
https://everypick.pharumo.jp/
everypick(エブリピック)の価格情報
価格は掲載されていないため、問い合わせが必要です。無料トライアルが用意されており、公式ホームページから申し込みできます。トライアルのみで本格的には導入しない場合でも、費用がかかることはありません。
メーカー情報
| 会社名 | 株式会社ファルモ/PHARUMO, Inc. |
|---|---|
| 設立 | 2012年5月 |
| 代表 | 代表取締役社長 広井 嘉栄 |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティータワー52F |
| 事業内容 | インターネットビジネスの企画・開発・運営、医療情報システムの研究開発 |
| 各種認証等 | ISMS、Pマーク、古物商許可(東京都公安委員会 第304362416410号) |
| 加盟団体 | JAHIS、日本ブロックチェーン協会 |